エスディティーリングコラム
ディティーリングとは・・・
このページはディティーリングに際しての気になる事、こだわり等々を書いています。
当店ご利用のお客様からご相談を受けました 2016、6月21日[1]
当店ご利用のお客様からご相談を受けました 2016、6月30日[2]
脱脂について
インターネット、その他の情報などを集めると脱脂をしていない様な話を聞きます。
現に私がいた前職場でも脱脂をしない施工者がいました。信じられない様な事ですが本当の話です。
脱脂の意味が判らない施工者もいましたね。
(お客様から十万円近くも頂いているのに何という仕事・・・・
いい加減な仕事の話は後日機会があればと思っていますが・・・)
脱脂とはコーティング前の主に油分を除去する作業です。これを怠るとコーティング剤の密着性が不足します。
要は塗装パネルの表面に何も付着していない素の状態を作るのです。
それでは脱脂をするのにはどういう方法があるのか?
コーティング剤メーカーによっては専用の脱脂剤を用意されている場合もあります。
その他の方法としてはアルコール、シリコンオフなど・・・塗装屋さん、磨き屋さん系はこの方法が多いかも?
そして、当店は、、、、当然の事ながら脱脂はします。
私の経験(前職のコーティング実績1、000台超)からして上で述べたような方法を使い分けます。
メーカーの専用の脱脂剤はウェットタイプ、ドライタイプを二種類を用意。
アルコール、シリコンオフは磨きにも使用。
4種類使い分けるのは塗装の種類、車両のメーカーでの向き不向き等あります。
シリコンオフでの脱脂で能力不足の時もあります。
一つ例を挙げますと、染込みのしやすい塗膜の車両でしたら「サッと、拭いて、サッと拭取り」
強い溶剤を使えば尚更ですね。
ソリッド(クリヤー無し)なども強い脱脂剤は染みになりやすいと思います。
(※使い方を上手にやれば不可能ではないが)
まだまだあります。メタリックでも染みになりやすい車種を何度か見ています。
撥水シャンプーですら染みになるのですから・・・
その為に当店はお車事に脱脂方法を選びます。
コーティング剤の性能を最大発揮するためには最低限の必要・重要な事と考えております。
施工の中ではコーティング剤を塗布する直前の工程ですから・・・
脱脂のお話だけでも話す事はまだまだあるのですが、職人の感覚というのがあります。
例えば塗布中の話でスポンジから感じ取れる事。
磨きが不十分で状態が良くない、伝わってくる微妙な違和感。
脱脂が十分でコーティング剤が吸い込む様な感じとか・・・結果、定着が良く高撥水。
脱脂でコーティングの差も少なからずあると思っています。
その小さな一つでお車が更にキレイになる事と信じて施工させていただきます。
仕事に対しての信頼につながる様、努力していきますので宜しくお願いします。